ゆめカフェ2024の2回目は、地元の保育園で開催しました。〈自己紹介カード「ユメカ」の制作+ワークショップ〉という流れは前年度と同じですが、これまでの経験をふまえて変更した点が3つあります。
1つめは、開催する場所。今回はコミュニティーカフェや保育園、子ども文化センターといった「地域の親子が集まる場所」にターゲットを絞りました。
2つめは、ワークショップの内容。前年度はインテリアやフラワーアレンジメントなど大人向けの内容でしたが、今年度はターゲットに合わせて、親子が一緒に楽しめる「季節を意識した工作」を企画しました。
3つめは、広報の方法。チラシの配布に加え、地域の親子に向けて発信している「おでかけ情報アプリ」に掲載しました。保育園の園長先生や協働事業を担当している区役所のMさん、ゆめカフェでつながったカフェの店長さんが広報に協力してくださいました。
さらに、赤ちゃんや小さな子ども連れの親子が集まることを想定して、前年度は3時間だったプログラムを2時間にぎゅっと短縮。その結果、定員の倍以上の応募が集まりました。
応募してくださった方みんなに来ていただきたい。
でも、ここでひとつ大きな課題がありました。ユメカフェでは、ユメカという名刺をその場で作って、みんなで交換します。参加者が書いた手書きの紙をスキャンして、パソコンでデータを作り、印刷して、カードの形に加工するというアナログな手作業を30分以内で完了する必要があるため、今のスタッフの人数では、定員15名が限界でした。しかも、ユメカの制作を担当している主力スタッフが来られないという大ピンチ。さてどうしようか。ゆめカフェのスタッフ会議で話し合ったところ、あっという間に結論は出ました。「応募者全員を受け入れよう」。全員一致で定員枠を広げることになりました。とは言っても、この時点で具体的な解決策があるわけではありません。
それから数日の間、会場の運営、ワークショップ、ユメカ制作について、それぞれの担当が急ピッチでプランを練り直し、試作を繰り返し、いよいよ当日を迎えました。今回はゆめカフェメンバーの家族も、急きょサポートスタッフとして参加しています。
受付時間になって、続々と集まってくる親子連れ。会場いっぱいの人たちを前に、スタッフの表情も緊張感がただよっています。
定員の倍以上の参加者が集まりました
やれるだけのことはやったのだから大丈夫!いつもどおりユメカの制作をした後、ワークショップでは「きらきらハロウィンドーム」を作ります。スノードームのハロウィンバージョンです。
これまでは講師が一人一人に作り方を教えながら進めていましたが、今回は、8つのテーブルに、それぞれ写真つきの詳しい説明書を用意し、それを見ながら自分で作ってもらうことにしました。
「次は洗濯のりを入れるんだって」「色は何色がいい?」親子で話しながらワイワイにぎやかに制作を進めます。分からないところを隣の席の人に教えてあげたり、初対面の人とも自然に交流も広がります。ハロウィンドームが完成すると記念撮影。「わあ~きれいだね!」と会場のあちこちから歓声があがりました。
完成した作品と一緒に「はいチーズ!」
見て!きれいでしょ。
自分で作ったよ!
その後は、最初に制作した「ユメカ」を使った交流会。それぞれのテーブルで、ユメカを見せ合いながら自己紹介をしました。
大人も子どもも「ユメカ」で自己紹介をしました
子どもも大人もワークショップの間にすっかり打ち解けて、話がはずみます。会が終わったあと、「子どもが赤ちゃんで、かかりつけの病院をどこにしようか迷っていたのですが、今日は先輩ママに話を聞けました」「いつもは保育園の前をお散歩で通り過ぎるだけでしたが、中の様子を見ることができて、園長先生にもお話を聞けて良かったです」といった声がありました。
「得意ワザって何だろうね~」ワイワイにぎやかにユメカを制作中♪
親子の会話もはずみます♪
今回の課題を次のユメカフェの糧にして、どんどんパワーアップしていきます。
次回のユメカフェは11月9日(土)北加瀬子ども文化センターにて。お楽しみに~!