第1回 ゆめカフェ

8月26日(土)ゆめカフェ×夏の疲れを癒やすハンドマッサージ開催レポート

名刺の裁断に夢中
名刺の裁断に夢中
大人同士で
大人同士で
子ども同士で
子ども同士で
みんなで座談会
みんなで座談会

相手のいい所を発見する


20代のTさんとそのお母さんがユメカ作りに参加してくれました。Tさんがささっと下書きを終え隣のお母さんの用紙をのぞきこむと、ほとんど白紙のまま。何を書くべきか迷っている様子です。どうしましたかと声をかけると得意なことがないんです」とお母さん。いくつか質問して引きだそうとしましたが、なかなか前に進みません。

そこでTさんにふってみました。「お母さんのいいところって何だと思いますか?」。Tさんは少し考えて「やさしいところかな」。お母さんはそんなことないよ~と言いつつとても嬉しそうです。「あと、おもしろいところ」「そうだね、落語が好きだもん」「思いやりがあるところ」「そうかなあ~」。あっという間に空欄が埋まりました。

 

そのやりとりを見て、この感じいいな~と心がほっこりすると同時に、ユメカの新しい可能性を発見しました。名刺は初対面の人同士が交換するのが一般的ですが、職場や家族、友人などチームの仲間同士で作るのもいいかもしれない。毎日のように接していても、じつはお互いのことをよく知らないものだし、Tさん親子のように、意外と見えていない自分の良さを発見できるかもしれません。たとえば、企業の研修や学校の授業で活用できるプログラムを作ったらどうだろう。ユメカプロジェクトの方向性が少しずつ見えてきました。


コレクションしたくなるユメカ



「モジャのをまだもらってない」。名刺交換タイムが終わりに近づいたころ、参加者の小学生が「モジャ」というニックネームの男性のところに駆け寄りました。たくさんコレクションしたくなる名刺にしようと、ゲームのヒーローカードのようなデザインにしたユメカ。その作戦がみごと成功したようです。

作る過程も楽しむワークショップスタイル


友人同士で参加した小学生。最初は名刺より積み木遊びのほうに夢中でしたが、ワークシートを渡すと「何て書こうか」と話し合いながらあっという間に完成しました。意外だったのは、10枚綴りの名刺をカットする作業に熱中していたこと。他の参加者の分まできれいに仕上げてくれました。今までは、一般的な名刺屋さんと同様、受注して完成品を渡していましたが、ユメカの場合、お客さんが自分で作る過程も楽しむワークショップスタイルもいいなと実感しました。

 


心も体もほぐれるハンドマッサージ


つばめ助産院直伝のハンドマッサージ講座。今回は、夏にぴったりの柑橘系、ハッカ、ラベンダーのアロマオイルを使いました。2人一組になって、肘から手先までじっくりもみほぐします。マッサージというと肩や全身というイメージがありますが、手だけでもこんなに気持ちいいんですね。手には胃や腸、腎臓、肝臓、肺など全身に通じるツボが集中しているのだそう。

マッサージをする手のあったかさが伝わって、自然に心までほぐれていきます。講師の吉田奈美さんは、思春期のお子さんにも時々マッサージをするそうです。交流のきっかけを作るツールとしても◎。心地よい香りに包まれて、至福の時間でした。